台湾華語学習日記

台湾華語をイチから勉強する日記です

いかにして台湾でコミュニケーションをとっているか

放置気味のこちらのブログを更新します。

先日2度目の台湾に行っていました。旧正月です。8月に行った際から、あまり語学学習は進んでおらず、いやなんならここ2ヶ月は事情があって忙しかったのでほとんどなにもしなかった。

それでも彼女の家族や友人とあって喋ることになる。そういうときにどうしているか。

まず地蔵になっています。笑顔をたたえて。外国語のコミュニケーションにおいてもっとも難しいのは書くことでも聞くことでも話すことでもなくて、会話に割ってはいることだと思う。

1体1の会話であれば正直なんとでもなると思っている。重要なのは語彙でも耳の良さでもなくて、理解したい、伝えたいという気持ちだけであって、あとはどうにかなる。

しかしネイティブの会話に混ざる、というのは非常に非常に難しい。まずその会話はそもそもぼくに向けられていない。内容予測不可能。なんだかんだで彼女が通訳してくれるということもある。ともかくこれは勉強する他ない。

一方で会話の対象が自分に向けられている時。今回は結構あった。連日彼女のお兄さんとウィスキーを飲みながら釣りの話とかをしていたし、彼女の学生時代の友人と集まったときは、その旦那さん方と飲みながらキッチンでしゃべったりしていた。

そういうときはどうしているかというとChinenglishを使っている。ほぼほぼ英語、分かる範囲の単語だけ中国語。

她的哥哥 said "Hey! hogehogehoge..."

実際のところ極めて簡易な単語と挨拶ぐらいだけが中国語でほぼ英語なので、特に中国語を混ぜる意味はまったくないのだが、まあできるだけ中国語を喋ろうという気持ちの問題なのである。

新教材 中国リメイク版 深夜食堂

不意に存在に気づいて深夜食堂 中国版をみていました。

即席麺1

即席麺1

ネットで調べると中国での評判は最悪。

www.recordchina.co.jp

comiclip.com

  • マスターのホアン・レイ(黄磊)が小林薫に比べて若くてかっこよすぎて面白い
  • 店の内装、かなりそのままなんだけど、中華包丁で中華料理作っている
  • 常連客のノリが中国っぽい(ジャッキー・チェンの古い映画のイメージ)

総じて日本版に寄せすぎという評判だけど、中国語勉強中の身としては注文や他愛のない話など聞き取れる単語も多い。ついでにいうと日本版の深夜食堂は見ているので、それぞれのキャラクターがどういう話をするのかだいたい分かる。

エピソード1は無料なので、何度か見て字幕消したりしてみるといいかもしれない。

ちなみに中国での評判は最悪だけど、日本人が笑って1話見る分には悪くないです。

上(shàng)と下(xià)の時間表現が理解しにくい

時間表現を最近勉強した。その中で頻出する上(shàng)と下(xià)が難しい。

上(shàng)の用例として上周、上午

 

以下のように使う

  • 上(shàng)
    • 上周(Shàng zhōu):先週
    • 上午(Shàngwǔ):午前
  • 下(xià)
    • 下周(Xià zhōu):来週
    • 下午(Xiàwǔ):午後

...なんか逆じゃないですか?僕の個人的感覚なのか日本人一般の感覚なのかわからないけど、時間が上から下に流れるという概念がなんとなく理解しにくい。むしろ逆のように思える。意識しだすとどっちがどっちかわからなくなる。

ついでに言えばshàng(シャン)とxià(シャァ)の発音も油断してると聞き分けられない。対の概念なのでもうちょっと露骨に聞き分けられるようなものだと嬉しいのだけれども。

ついでにいえば出社する(上班)、仕事を終えて帰る(下班)、これも感覚に合わない。仕事上がり、なんて言葉もあるように、なんだか逆。

どうにも混乱しているが、慣れるしかない。

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ちなみにこれはHello Chinise今日のおちゃめ例文。友達、頑張って。

learn-taiwan.hatenablog.com

物の名前クイズの楽しみ

学習は順調に進んでいて、料理(主に食材)や飲み物の名前、数の数え方などが話せるようになってきた。

そのぐらいの前提の中で、先日台湾人の彼女とジュラシック・パーク(初代)を見ていた。

ラプトルの檻の中に餌の牛が吊り下げられていくシーン。

彼女(画面を指を指して)「これは?」

ぼく「ニョウ(Niú)」

彼女「すごい!」

T-Rexをおびき出すためにヤギが設置されるシーン

彼女「これは?」

ぼく「ヤン(yáng)」

彼女「よくできました!!」

どうもこの状況は言葉をおぼえたての1,2才児ぐらいに近い気がしていて、恋愛きっかけで外国語を学んでいると1,2才児のように褒められる体験ができるということがわかった

一方、1,2才児ではないのでこういうこともある。

彼女「一杯啤酒(yī bēi píjiǔ)」

ぼく(冷蔵庫からビールを取り出し)「はい(中国語で答え方を知らない)」

ということにもなる。教材では出てこなかったのですが、ウィスキー(Wēishìjì)もおぼえました。

学習は順調に進んでいて、若い頃の過ちは正される

Hello Chineseをやりだしてから、順調に学習ができている。ちょっとした飲み物、食べ物の名前もわかるようになったし、数も表現できるようになった。

豊かな表現とは言わないが「コーヒー一杯」とかは言えるようになった。あとビールとウィスキーも。飲食店で最低限のコミュニケーションは取れそう。

それはそうと、Hello Chiniseで文字を書くのも問題が出るけどこれによってごく基本的な漢字の書き順を根本的におぼえ違えていることが発覚した。

例えば「女」。いわゆるくノ一のはずだけど、く一ノって書いてました。小学校1年以来の若い頃の過ちが25年近くを経て正されました。

あと、牛とかも間違えておぼえていました。僕の字が汚くておよそ読めないのはこういうことに原因がある。たぶん。

www.hellochinese.cc

台湾華語を台湾華語として学ぶことを一旦諦めた

前回ブログを書いてからもう3週間以上が経過している。

learn-taiwan.hatenablog.com

その間学習が進展してもうペラッペラかというとそんなことはなくて、むしろ停滞を極めていた。地震とかもあって心が疲弊していた。彼女からは「キミ、勉強する気ありますか」と突っ込まれた。やばい。

しかし僕の言い分も聞いてほしい。前回は本で学ぶのを諦めて、Youtubeを見るようにしたということを書いたのだが、台湾語Youtube、だいたい数回でネタが尽きている。

本もYoutubeも情報が弱い。これはつまるところネットワーク外部性の話だ。

ネットワーク外部性 - Wikipedia

話者の多い言語のほうが学習コストが低い。話者の少ない言語の学習コストは高い。プログラミング言語とかでも全てにおいてそうだ。つまり台湾ローカル言語の台湾華語を学ぶのはコストが高い。厳しい状態だ。しかし台湾華語には有利な点がある。基本的には中国語だということだ。

中国語はグローバル言語だ。数字の面だけから言ってるわけじゃなく、どこにいっても使う機会がある。台湾人の彼女はちょくちょく道端で通訳を頼まれたり買って出たりする。京都市内でもそうだし、沖縄に旅行に行った際にも高頻度であった。そのたびに、「いまのは中国人か?台湾人か?」というクイズを出されたが、僕の正答率は5割を切っていた。つまり何が言いたいかというと、ほぼ同じ言語であるということだ。

そういうわけで昨日の夜ぐらいからいろいろ諦めて中国語を勉強し始めた。黙々と以下のアプリと向き合っている。

www.hellochinese.cc

黙々とというのは嘘だ。このアプリ、異常によくできている。問題を説いていくけど、選択式、穴埋め式だけじゃなくて発音式もあってマイクにむかってしゃべると、この単語、この音節はOKだけどここはダメ、とチェックを付けてくれる。グローバル言語の為せる技。恐るべしネットワーク外部性。

公式の解説音声だけじゃなくて、ちょいちょい現地中国人が動画つきで喋っているのも挟まって、リアルなスピーキングのスピード感がわかったりする。テンポもいいし楽しい。

そういうわけではかどっている。昨日の夜の段階でこういう感じだ。

この段階で学んでいたことは以下だったので、自然と上記のようなことが限界になる。

  • 挨拶
  • 家族
  • 帰属関係
  • ○○は××です(ではありません)
  • ○○は××をもっています(もっていません)
  • 中国、アメリカ
  • 犬、猫

逆に言うと上記のようなことは答えられるよう頑張っていきたいので、僕にあったら「『彼の父親はアメリカ人の犬です』を中国語で言ってくれ」とかそういう問題を出してみてほしい。中国語の犬にそういう含みがあるのか、僕は知らないけど。